《トークイベント》インフォグラフィック・エディター櫻田潤 「スキルの掛け合わせでみえる趣味と仕事の関わり方」
ひとつの事を極める。
この意味はひとつの能力に特化する事を美徳とされた言葉で、僕もデザイナーとしての実力を極める事だと、20代の頃、なんとなくぼんやりと憧れていたように思う。
書庫バーを始める時に気にしたのは、「デザインから逃げた」とか「飲食にも手を出した」と揶揄される事をとても恐れていました。
僕の周りでも、挫折による転職や、辞めて失うものを恐る人はほんと多い。でも複数の仕事や、いろんな環境に身を置いて来た人は、その人でしか経験していない事が、何をやっても結果的に繋がっていると感じます。
僕も結果、今、飲食や、物販、イベントなどの企画を通して「デザイナー」の能力とは何かを考えると、見えていない事が本当に多かったのだと痛感しているし、デザインをつくるに当たって、クリアに見えている事も増えています。
デザイナーは経営やマネタイズを前提に予算内で提案するべきだし、そのターゲットの趣味趣向を理解して集客に結び付けないといけない。
また、デザインを必要としている人も、又、経営戦略について日々悩み、異業種のノウハウに関心のある人が本当に多いなと感じています。
セミナーなどはいわゆる異業種の「擬似体験」を求めているわけで、複数の業種を同時に手がける人にしか見えないメリットがあるし、全くの異業種同士を組み合わせる化学反応をコントロールするスキルこそが、どの仕事にも求められる能力なんだと思います。
昔、絵の先生が「物は裾野が広くないと積んでも高くならない」そう教えてくれた事が強く記憶に残っています。
地方のスーパーが、一見脈絡のない商品を取り扱っているのは、その地域で必要とされる事を知った上で、本でも化粧品でも取り扱っているように、今後消費人口の減少により、一つに特化するよりも、複数の商材を取り扱う事が増えてくると予想しています。
戦後の効率を求めた分業特化スタイルは、とうに終わりをつげているし、自分らしい働き方でダイナミックな独自ジャンルの経営は今後どんどん増えていくことと思います。
NewsPicksのデザインのディレクションなども手がける、インフォグラフィックエディター 櫻田潤さんのトークイベントが僕の会社が運営するオープンスペース DEP. KOBE 神戸元町・大丸前で開催されます。
インフォグラフィックスの第一人者として最前線を行く櫻田さんは、エンジニア、ウェブクリエイティブデザイナー、マーケッターなど幅広い職種を経験して来られているそうです。
人のスキルや経験を繋げたい、そう思っている人にはぜひ聞いてほしい櫻田潤さんのトークイベント。残席わずかです。
安田 誠君が企画してくれました。感謝です。ありがとう。
○Facebookイベントページ
https://www.facebook.com/events/418742678881442/
○お申し込みは以下のPeatixで。
https://peatix.com/event/612725…